t 演劇・映画 – ページ 14 – 月の少女

心地よい言葉の渦に溺れる話

舞台は出演者目当てで観に行くことがほとんどだけど、 劇団ハーベストはちょっと違う。『グループとしての彼女たち』の表現を観に行く感覚。

劇団ハーベスト第9回公演
『起死回生スウィングバイ』
2016/3/25 19:00 下北沢・小劇場B1
【脚本】小林佐千絵(劇団レトロノート)
【演出】中村公平(劇団レトロノート)
【出演】劇団ハーベスト(青山美郷・山本萌花・加藤梨里香・高橋紗良・布施日花梨・松永ミチル・望月瑠菜・川畑光瑠・弓木菜生・宮武佳央・井上結愛・葛岡有)
[ゲスト] 吉村京太、小野木里奈

言葉を飲み込んでしまうクセのある役者志望の女子高校生・ハルが、とある劇団に関わることで、ハルだけでなくみんなが飲み込んでいた言葉があふれ出てくるようになるお話(←雑な説明)。

『言葉』がテーマになってて、それがもうどストライク。こんな文章書いてるし、現場で発するのもケーハクさが先に行くタイプだからそうは思えないでしょうけど、こう見えても『言霊』とかけっこう考えちゃってる方なのですよ。だから、ステージの装飾見ただけでもうぐいぐいっと、入り込んでしまう感じで。

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小さなカフェでの朗読劇の話

舞台を観に行く機会はだいぶ増えたけど、朗読会っていうのは珍しい。でももともと読書人間だったから抵抗はないのだ。

「歳をとった鰐の話」
大和田紗希+赤星昇一郎
2016/2/9 19:30~
Reading Cafe ピカイチ (※怪優・赤星昇一郎が店長を務める下北沢のマッチボックスシアター)

20160209_pikaichi

下北沢駅から徒歩5分で、シアター711のすぐ手前。外観はかなりおしゃれ、入るのに躊躇しちゃうくらい。ガラス越しに大和田さん(この記事での呼び方はとりあえずこれで統一)と目が合って「どーもどーも」って、やっと入る。

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禽獣のクルパの感想はあえてまとまらないままにする話

松井あゆちゃん出演の『禽獣のクルパ』を、28日と30日に観劇してきた。

fragment edge No.3「禽獣のクルパ
2016/1/27〜31 上野ストアハウス
作・演出:淡乃晶(fragment edge)
出演:藍田麻利衣 / 柳瀬晴日 / 姫野つばさ / 榎あづさ / 松井あゆ / 入江冴来 / 梅原彩里 / 黒須みらい / 朝比奈里奈 / 山崎萌子 / 和地つかさ / かおりかりん / 小澤瑞季 / 種村幸

「救世主は1人で充分。」
私立森羅学園特進クラスの女子生徒は、ある山奥に二泊三日の勉強合宿に出かける。
ペンションに宿泊予定だったが、不審火により火災に遭ってしまう。全焼した建物を目の前にして遭難したことを自覚する生徒達。
助けを待つか、自力で下山するか。究極の選択を迫られた彼女達に獣の耳が生えるという奇妙な病気『アルマ』が蔓延し、事態は加速していく。
信じられるのは己のみ。彷徨い歩く、欺瞞と狡猾に満ちた深い森へ。

前から応援してた松井あゆちゃんの初舞台。想像してたよりずっと大きな役で、ツイッターの感想でも評価されてるみたいなのがうれしかったり。

タイトルとかビジュアルの第一印象では、けっこう高尚なお話かなと思ったんだけど、「ガールズ演劇の最果て」は伊達じゃなく、いろんな意味ですごかった。

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劇団ハーベストの収穫祭で気の早いあけおめを歌う話

2015年の締めは劇団ハーベスト

HERBEST FESTIVAL '15
『季節はずれの収穫祭 〜Are you ready for New Year's Eve?〜』
2015/12/24〜29 アトリエファンファーレ高円寺
脚本監修 益永あずみ
総合演出 高橋紗良
音楽 広瀬咲楽

H・A・P・P・Y。

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BUZZWORDで強くて悲しいクリスマスの話

20151217_1

A’company Produce Vol.12
『BUZZWORD -Live our lives-』
2015/12/17〜20 TACCS1179
脚本/作詞/演出 村山歩
音楽 河谷萌奈美
振付 風間文
キャスト 米山雄太 / 倉本夏希 / 平野隆士 / 藤沢玲花 / 杉村成美
麻生あゆみ / 辻大地 / 松井優輝 / 坂本健太 / 松原瑚春 / 竹村心優 / 森杏奈 / 附田瑞姫 / 丸山はるか
teamB 堀井愛恵 / 本田真彩 / 坂西将 / 関塚千尋
teamW 石川なつ / 井次かなみ / 西内琢馬 / 金丸竜也

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