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僕もこんな会議開きたい話

ミニシアターへは、ちぇるさん目当てで何度か行ってるけど、今回はあるひさん。

ゴブリン串田のミニシアター
「第三回 何人かの花嫁候補と僕会議」
2016/11/14 19:30〜 神田Kホール
制作 LOVE&FAT FACTORY
作/演出 ゴブリン串田
出演 ぜん / 三宅ひとみ / 美優香 / 橘あるひ / 斉藤祥子 / 松田美咲 / 田村沙知

個人撮影会のときに「舞台観ました」的なことを話たりしてたら、なぜかゴブさん似って言われた(どこー?)りしてたりがあったので、ちょうどミニシアターに出演するっていうのも何かの縁ですね。

行けそうな平日夜に行くパターンのやつ。神田駅前でサクッと夕食を済ませて会場へ。

入ってみると、ホール中央にテーブルが置かれ、それをぐるりと取り囲むように客席が配置。普段はステージとして使う部分の高みも観客席だった。入り口でくじを引いて、その番号の椅子に座る。僕はテーブルに近いところで、足を投げ出してると演者のジャマになるくらいの近さ。

座席図

こういう客同士が向かい合う席配置って、向こうのお客さんが笑ってる顔が見えるからこっちも安心して笑えるんだよね。コメディだとそういう場を暖める相乗効果がありそうだなあと思ったり。

何においてもごくふつうの男、渡辺キサブロー(32)が、ネットで花嫁を募集する。応募してきた5,000名(!)のうち、最終選考に残った6人が誰が花嫁にふさわしいのか会議する、っていうぶっ飛んだお話。ちなみに観客は『選考に漏れた人たち』っていうことらしい。オレもか。オレもなのか(笑)

6人の花嫁候補は、やたらプロ野球の助っ人外人が好きな人、キャリアウーマンふう、ちっちゃくてかわいい姉と大柄で豪快な妹の姉妹、いかにもなポジティブのハーフっ子、セクシーな家庭教師という極端な面子で、だいたいみんな「とにかく結婚したい」だけで参加したらしい。アピール合戦のバカバカしさが主で、あんまり中身はない(笑)んだけど、妙におかしかった。

あるひさんは姉妹の姉、佐藤大里佳子(妹は小里佳子)役。どもりながら話す引っ込み思案で、あるひさんにはぴったり。

会議には休憩タイムがあって、客もいっしょにミネラルウォーター飲んだりチョコ食べたり。毎回飲食OKの公演だけど、こんなに積極的に飲食する回もまた珍しい。

結局会議は結論に達せず、なぜか多数決で決めることに。その多数決っていうのが会場にいるお客さんたちの拍手というムチャ振り。それを受けてキサブローが選んだのが、なぜか拍手0票の大里佳子。大里佳子は辞退を申し出てキサブローにビンタ&怒って全員退場。なんだそれ(笑)

終演後は客席でいつもの面会タイム。直接リプで予約したせいもあって見つけてくれた。そこで聞いた話では、エンディング部分は必ずそうするっていうわけじゃなかったらしい。でもなんかキレイに決まった感じがしたので、たまたまだけど当たり回だったのかも。おもしろかったです。

これまでのミニシアターにはない試みで、僕はかなり好きな回でした。