生観劇する〝ロミオとジュリエット〟は初めてだった話

生のお芝居でロミジュリ観たのって実は初だったりする。もちろんお話は知ってるし、生じゃないならいろいろみたことあるけど。

ベニバラ兎団 Produce Theater 15th Stage
『ROMEO and JULIET ~Reverse~』
2017/8/25 19:00〜 サンモールスタジオ
脚本 川尻恵太
演出&プロデュース IZAM
出演 竹内麻美 / 新川悠帆 / 宝生あやほ / 有明ゆな / 戸田真紀子 / 川畑早紀 / 齋藤桃子 / 緒方夏生 / 浅井潮 / せぐちえりな / 黒木綾 / 三浦孔美 / 藤松有希 / 豊川久仁 / 鈴野まみ / 井上翔 / 飯田南織

例え原作に忠実なお話じゃなかったとしても、そういう意味での安心感はありました。

仕事終わりの空腹で、行く途中のそば屋で「二枚冷したぬき」をすすってからサンモールスタジオへ。早めに着いたらまだ席を選ぶ余裕があって、この日は思いきって最前列の空席に腰を落とす。ワー見ヤスイ! そんなに待たずに開演。

お話は基本ロミジュリだけど、細かい周りがオリジナルみたい。一部の配役で、女性役を男性が、男性役を女性が演じてるから「Reverse」。ベルばらっぽさ。ストーリーテラーでもあるロレンス神父・飯田南織さんがいかにもそうだったのだけど、一人朗読なんかされてるんだそうで、さもありなんと。

仲が悪かったロミオとジュリエットが、オセロドラッグ云々で展開していく恋愛劇っていうアイデアは好き。ロミオ・竹内麻美さんの真っ直ぐな悪ガキっぽさとか、ジュリエット・新川悠帆さんのこましゃくれたとことか、ストーリーにピッタリ合ってた。

そして本線じゃないラインハルトの話も。ぜんぜん別の何か(…)へのオマージュっぽいなと思いつつ、そうかはハッキリしないんだけど。こちらのストーリーに関わる役者さんたちは、なかなか個性があってよかった。全体でみても、ほとんどの役にちゃんと見せ場らしきところがあって、気の利いた脚本はファンの人にはうれしい配慮。

お目当てで行った三浦孔美さんは、ロミオのパパ役。前に声優志望だったとか聞いた気がしたけど、男役を意識した声色は凛として威厳がありなかなかよかったです。終盤に何人かで歌うシーンがあったんだけど、声が一番聞こえてました。これが初舞台とは思えない堂々たるものでした。

衣装はちゃんとしてて、特に女性のふんわりしたスカートのドレス。ああいうの見れただけでも嬉しい。

何しろ最前列だったから役者が近くて、細かな表情とかよくみえた。演出で役者が客席へ花を手渡すところは、たまたま?三浦さんからもらえたり。反面、舞台全体を見通す視界がなかったり、客席中央の通路を使った演出が見えなかったりも。これは難しいんだけど、どっちかというと俯瞰でみるのが好きだったかも(贅沢)。

「ヒデとロザンナって世代的にどうなの?」とか「自死のシーンで『首かっ切って』は派手すぎない?」とか気になるところはあったけど、総じて良いロミジュリでした。

終演後は毎回いろいろやってたらしいのだけど、僕の観た回は「全員ハイタッチ」。終演あいさつ直後に舞台衣装のままで役者がステージに並んで、観客は下手から上手へパパパパーンとハイタッチ。面会時間があるのかないのかわからなかったんで、その流れのまま劇場を後にした(待ってたらロビーでできたみたいだけどまあいいや)。

僕はホントのお芝居好きじゃなくて、目当てのタレントさんが出る舞台がほとんどだから、こういう古典(に近いもの)を観る機会って貴重。観て楽しかったってだけじゃなく、そういう意味でも楽しかったです。

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