レポート > 音楽ライブ > ネガティブをアイドルライブで癒す話

ネガティブをアイドルライブで癒す話

『ホリエモン祭』という、何だか謎なイベントへ行ってきた。

「ホリエモンとゲストのトークショー」「芸能人の人狼」とか、いくつかの会場でいろいろ同時進行的にやってたイベントらしい。僕が行ったのはそのうちの、morph-tokyoでのアイドルオーディション…っても、行ってた時間にはオーディション的要素ゼロの、ごくフツーのアイドルライブ。

アイドルオーディション@六本木ホリエモン祭 昼の部
2月4日(土) 13:00〜 morph-tokyo

後で見たら、公式サイトのアー写が間違ってたり、タイテが違ってたり、運営の雑さがよくわかるのだった。イベント名から想像してたとおりの(ぶっちゃけホリエモンさん嫌いだから行くの迷ってたのよ)。

でも、終わってみれば楽しかった。たまにはアイドルライブもいいよねー。

会場到着は14時半。受付で前売り券を渡したらスタッフ全員「…?」って顔しやがんの。そんな顔されても(笑) まるでやる気なさそうなお姉さんの親切な言葉「次の出番は3時からだけど入るの?」。言われるがままに入るの止めて、コンビニのイートインで休憩。3時ちょっと前にあらためて入場する。

前に出番だった?アイドルさんがフロアで物販してて、ヲタが変に遠巻きにしてるのが地味にジャマ。端で待ってたら程なく開演。

始まってから終わりまでは、特に変わった催しがあるわけでもなくて、アイドルがたくさん出る普通のアイドルライブの体だった。お目当てだった「マジカルバルルーンYes」と、名前だけ知ってた「病ンドル」以外はたぶん初耳。生パフォーマンス観るのは全組初めて。

たまにドリンク交換したりトイレ行く以外は、ずっと壁の方でたまに身体を揺らしたり手を叩いたりするくらい。かなり大人しくしてた。あれこれ考えながら観てるのは存外に楽しかったなあ。わーっと発散するよりこっちの方が性に合ってるのか。

そうそう。ドリンクバーの貫録あるお姉さんだけは愛想よくておもしろかった。


RECOJO

キャッチコピーは「拾われたダイヤの原石たち」。
RECOJO Biography

オイオイじゃないこういうちゃんと曲が聞けるグループの方が好きなんだけど、声質とかダンスとかの雰囲気も好みで、一組目から「あ、いいなー」と思っちゃったあたりからたぶんこの日が楽しくなったんだと。

公式サイト開設が1月17日。まだぜんぜんペーペーらしいんだけど、そうは見えなかった。三人のルックスもいい具合にバラけてて、キャラ想像してもおもしろそう。

この日は出演終了後にドリンクバー前でそれぞれ物販だったんだけど、さっそく行って冷やかさずCD買ったくらい。ペース早えな。

YouTubeにアップされてる360°全天球MV(スマホアプリ/Chrome対応)はなかなかいいよ。

little more.

物販から戻ると、フロアにはちゃんとヲタがいて、そういうアイドルっぽい感じになってる。貼ったのは比較的大人しい曲だけど、三人の感じだとこっちの方が似合ってる気がしたので。

終演後物販で柏木みなとさんにフライヤー渡されつつ「お話しましょう」と、しょーもないことしゃべって遊んでしまったのが印象強い。ダメじゃん。

病ンドル

わりと一所懸命に踊ってるメンバーと、至極フツーなヲタたちの様子で、せっかくのコンセプトが。

リアルに病んでるとかじゃない、ステージングとしての〝ひとくせある〟キャラ付けって、ノーマルが当たり前に出来るベースのその先だと思うんだけど。「病んでる」度合いで言えば、この日の出演者中で三、四番手くらい。

「連絡つかず欠席するメンバー」はコンセプトどおりかもしれないけど、それをおもしろがれるヲタってどれだけいるのかしら。

マーブルズ

アニマル柄の人たち。まずそこに気を取られたとこから。

メンバー間のスキル差がバラッバラで、ホントにバラッバラで、彩瀬サエリさんは出来る人、星咲美環菜さんは不器用にがんばってる人、椿ゆいなは…という感じ。楽屋で揉めないか心配なくらいいやまじで。

どうなのこれ?って最初は思ってたんだけど、この日のセトリはメドレーでなんかずっと落ちずにガーッってやってて、あれ?これアリなんじゃね?って思えてきたのがおもしろくて。やべえやべえって。こういうのがライブのよさだねえ。

PLC

ふわふわした白の衣装でクルクル踊って、この日の正統派アイドル代表。みてないけど撮ってたら動画上げるのかしら。衣装が違うだけでずいぶんイメージ違う。

5人がきれいに揃っててちゃんとしてるが故に、前後と比べてインパクトの弱さが。でもこれもずっと観てたらキラキラしてる感じが気持ちよくて。それと、この日はなぜかグループ内で高身長の方に目が行く不思議に気づく。

終演後物販でもりしょうこさんとお話したのだけど、いろいろ考えてるんだなあと感心。

ちなみに、little more.の柏木さんが僕に話しかけてきたのって、たぶんその前にもりさんとしゃべってるのを見てて「あ、こいつちょろそう」と思われたからじゃないかと。ちょろそう。

こめっと

こちらは、この日の地下アイドル代表(合ってる?)。二人とも最初っから最後までずっとガーッ!て感じ。詩とか振りとかより勢い勝負。オイオイ言わせたさ。ツイッターが告知で埋まってるとこなんかもそれっぽい。

二人でのMVがないな。

Attain Music

全員が中国娘ふう二つ団子のヘアスタイルで、どういうコンセプトなの?って探り探りだったのはヒミツ。かわいかったのは同意します。

名古屋からの遠征だったそう。地方組だって先に言ってくれればもっと違った扱いもできるのに(笑)

マジカルバルルーンYes

福島のご当地アイドル。リーダーのあやのさんにはミスアクでいろいろ遊んでもらったんで、こっちでみれるチャンスあったら行こうかなと思ってたの。

意外とバーンときたから後で聞いたら、この日のはアイドルバージョンで、子ども向けイベントとかのふんわりバージョンもあるらしい。

終演後物販ではチェキ(あやのさん)とCD(サインはゆらちゃん)。

演目中につくったドラゴンのバルーンアート、本格的でね。その物販でもらえたんだけど持ち帰るのムリそうだから遠慮したの。帰りの電車混んでたからそれはそれで正解だったんだけど。ちょっとほしかった。

xoxo(Kiss&Hug) EXTREME

プログレッシブ・アイドル・ユニット。

こちらもそんなに経歴長くないらしいのに、パフォーマンスちゃんとしてて、世界観も好きな感じで、ステージングも楽しくて、個人的には一番好き。特にステージ上からヲタをイジるときのちょうどいい感じ。わかる?

すごい長い曲があって、そこでのイカレた感じとか。悪ふざけしてる感じが楽しいの。

物販の最後に寄って、楠芽瑠さんから「長い曲」こと『悪魔の子守唄』CDを購入。特典でツーショットをスマホで撮影&ポイントカードももらった。また行く気か?

動画はまだないっぽいので上がったらたぶん貼ります。

ちなみに長い曲、11分18秒だった。ホント長え。


そんな感じでした。

ステージ上でのパフォーマンスの質とついてるヲタの数って無関係だなあと。「好きな子がユニットアイドル始めたから」っていう流され系ヲタも否定はしませんよ。でも後ろから見てると、リズム感の無さとか動きの固さとか、シニア向けダンス教室然とした空気を感じちゃったりすると、20年後はどうなんのかねってちょっと思ったり。

最近ちょっとネガティブだったんだけど、気が晴れた気持ち。楽しかったでーす(復活)。