るいちゅからの告知は公演日の8日前。急だなー。全公演日で行けそうなの初日だけだったんで、ろくに調べもせずにさくっと予約。
平成時代劇 片肌☆倶利伽羅紋紋一座「ざ☆くりもん」ダンサーズ公演
『鬼子母松』
2016/7/20 19:30〜 シアターグリーン BASE THEATER
振付監修 岸下香(K.Style)
脚本 朝比奈文邃
演出 畑中晋太郎
出演者 西野翔 / ami / 七海なな / 伊藤真(刀屋壱) / 望月翔 / 杏蘭 / 幸 / 栗城レイナ / MOMOKO / KANAE / SuGuRu(GANMI) / Dyson(GANMI) / SHIMBA / 森累珠
戸島花 / 桐山京
岸下香(K.Style)
タイトルの語尾に「松」ってあるから、ちょっと前に一部で流行ったアレ関係だとイヤだなーと思ったけどぜんぜん関係なかった(笑)
池袋駅から徒歩のシアターグリーン。開場時刻ちょうどくらいに着くと何人か並んでて、建物前の屋台でクレープとか食べてたりする。しばらくして開場。
セブンイレブンで発券済だったチケットの券面記載は「A列」。入ってみるとステージは張り出しで、横並びの一列目ってことじゃなく、実際には1.5列目って感じ。どっちにせよすごく観やすかった。
ストーリーは時代劇、演出は「ダンサーズ公演」のとおりにダンス多め。墓参りする美女(女盗賊「鬼神のお松」)の過去から現在を、坊さんと地蔵がコミカルなストーリーテラーになって進めていく。
僕の席からだと、目の前に見上げるようにして、その背後から照明で照らされる役者の姿を堪能できた。色街の耽美さで和服アレンジの衣装がたなびいて動くのも、飛び散り滴り落ちる玉の汗も。音楽や光の演出も怪しく激しく。
お松役の西野翔さん、和風美人はホントに艶めかしく奇麗で惚れ惚れ。念念の七海ななさん、珍念の伊藤真さん、地蔵の桐山京さんのコントは楽しい。
るいちゅは、お松を親の敵と狙う少女・千歳役。出番は後半で短いのだけど、それまでのダンスと軽妙なやりとりからがらっと変わるシリアス展開にいい色付けをしてて、テンションがすごくよかった。
お芝居が終わった後には、ボーナスステージのようなダンスパフォーマンス。役者が順番にあいさつするようにソロでダンスし、それまでは遠慮して静かに観ていた観客も解き放たれたように掛け声や手拍子で、これはもう堪らなかった。終わったらなぜか目が潤んでてアセった。どうしたオレ。
終演後は場内で面会。るいちゅ目当ての客は僕以外にもきっちりいて、待ってる間もおしゃべり。当人には演技について思わず誉めてしまった。
ダンスがメインの公演は、ミュージカルとはまた違って、内面からこうぐぐっと盛り上がるモノがあったね。すごく楽しかった。これを一日3公演やるってんだからダンサーってすごいなあ。