定番スポコンはトリックスターの独壇場だった話

フィルム女優志向の森累珠ちゃん、このところは舞台仕事が多い。「仕事の成果が観られる」って意味では、いつどこで公開されるか不確かな映像系よりもありがたいのだけど。いいのかしら。

例の如く事前調べせずに行ったら「あの人、別の舞台で観た」「あの人はあのときに」なんて入り混じる感覚が、いよいよガールズ演劇ばっかり観てる成果(?)だなと。

シズ☆ゲキ 第3弾
『ストライド』
2016/7/8 14:00〜 築地本願寺ブディストホール
脚本・演出 静恵一
出演 大和里菜 / 山崎はるか / 空美夕日 / 栞菜 / 永吉明日香 / 犬童美乃梨 / 日下部美愛 / 髙橋果鈴 / 疋田紗也 / 高岡未來 / 今川宇宙 / 杉本優羽 / 中山さら / 針谷早織 / 森累珠 / 石野瑠見 / 林田鈴菜 / 山本成美 / 末莉 / 夏奈子 / 戸田れい
日替わりゲスト:佐藤聖羅

ちなみに、有名どころのユニットアイドル出身者は逆によく知らない。そのへんの感覚って浮世離れしてるかも。

とある理由で家人に尻を蹴飛ばされたので、ちょっと早く着きましたレベルじゃない早めの到着。築地本願寺の本堂でお経を聞いたり、築地市場を冷やかしたりして2時間くらい潰す。

会場のブディストホールはその築地本願寺境内にある。1Fの喫茶店でお茶しながら窓外を眺めてると、お寺には似つかわしくない姿のヲタたちが入口からこちらへ向かって歩いてくるのが見えたり。開場時刻を回ったので、2Fのホールへ。

僕の席は前方列、左の方。見通しは悪くなかったものの、席運の悪さここに極まれり、隣のオッサンが上演中にウェットティッシュで脇の下拭き始めたんだぜ。信じられねーよ。こいつ、自分の推しが出てないときは舞台観ずにキョロキョロしたり、ホント酷かった。

閑話休題。

お話はスポ根コメディ。女子高の陸上部が駅伝で戦うのだけど、主人公たちの清水川高校はかつての名門で、今はさぼりたい奴が入る不真面目部。そこへ元日本代表ランナーであるOBがコーチとしてやってくる。目標は全国大会出場。ライバル校の皇泉学院は都大会9連覇中。それぞれ問題を抱えている部員たち、各々がそれを克服して…。

オーソドックスなストーリーで、安心して楽しめた感。

中身を言うと、とにかく栞菜さんの独壇場。乱暴な言い方すれば「おバカ」な子の役で、それをたぶん栞菜さんが〝許される範囲を少々逸脱するくらい〟のアドリブで自由奔放に演る。おバカキャラなんでそれがストーリーを壊すことはないんだけど、ヲタがウケすぎのきらいはあった。横の方の席だったから、前列あたりのヲタが抱腹絶倒してるのが見えちゃってたくらい。舞台中央で進行してても端の栞菜さんの動きを追ってる奴も多かった。

るいちゅはライバル校のメンバーで、眼帯おっかない風。厳しい校風の表現で、集合するときの直線的な動きとか細かく演じてた。群舞は及第点…?

最後にレースがあるんだけど、そこの演出はスピード感があってなかなかよかった。それまではかなり緩くて、ゲスト出演タイムの脱線とかもそうだし、とにかく栞菜効果でコメディ色が強かったんだけど、レースになったらちゃんと締まった雰囲気になったのがよかった。5区の競り合いでのチームメイトの反応なんて、定番ではあるんだけど、声援のテンションにちゃんと感動できたし。

この回の終演後トークショーは、皇泉学院の面々(森累珠さん含)。本編ではシャキーンて感じなのが楽屋裏ではぜんぜんで、ギャーギャーとうるさい女子高のイメージの具現化。このトークショーを観てからのもう一度があったら、イメージ全然違ったろうな(笑)

最後に握手会。ステージ上に長机が出て、キャスト6、7人ずつくらいでサインとかはなくて握手のみ。物販で握手券もらうときに「誰?」って聞かれなかったんだけど、それもあってどの子に何人いるかわからないままの進行が、やや拙かったかな。そして、演劇のそれにしては珍しく「剥がし」がいて、とても真面目に仕事してた。なのでろくな話もできず。

後日談としては、主演の大和さん「股関節の炎症で歩行が困難」で、翌日の公演がマチネは中止、ソワレは特別イベントに変更になったらしい。走る演技でずっと片足をひきずるようなフォームだったのを、勝手に「何かの演出」と捉えて観てたのだけど、最後まで何もなかったんだよね。

本人の問題と、運営の問題、どちらがどうとか言い難いのだけど、観た翌日がそうなったのでちょっとモヤモヤする。幸い最終日は公演にこぎ着けたみたいだけど。

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