森累珠さん出演の舞台『最凶ガール』。
舞台は事前に下調べしない主義だけど、今回はいろいろ忙しくって、ナチュラルになあんにも調べなかった。郵送されてきたチケットを封書ごと持って行ったら、同封の特典チェキまでいっしょに持ってっちゃってたくらい。ちなみに再演だけど初見です。
私立ルドビコ女学院 vol.6『最凶ガール』
5月19日(木)~5月24日(火) サンモールスタジオ
作・演出 桜木さやか(ルドビコ★)
出演者 中村裕香里 / 今吉めぐみ / 安藤遥 / 高坂夏乃 / 森累珠 / さいとう雅子 / 羽宮千皓 / 水野絵理奈 / 木村若菜 / 長谷川愛紗 / 河野奈々 / かとうみゆ / 長橋有沙 / 鹿糠葵 / 平山さら / 成沢愛希 / 郡司みわ(はちみつシアター) / 上谷佳澄(ルドビコ★)
開場時刻少し過ぎに到着したら、もう入場列は40番くらい。前列の空席にテキトーに座ったら、前の人がデカかった。またかよ(笑) 前との段差はあんまりなくて、まあ言わずもがな。
トイレへ行った帰りに物販に寄ってみたら、パンフレットは今回作ってないそうで、毎回買ってる身としては残念。席に戻ったらもう開演。
前節パフォーマンスはシスター役の3人で「名探偵コナンメドレー」。劇場をライブハウスと勘違いした頭の弱いヲタがいて、一人で立ち上がってジャージャー、スタッフに騒ぐなと注意されてたのに苦笑。
お話はコメディ。凶より悪い「最凶ガール」の幸恵が、転校してきたルドビコ女学院で巻き込まれるイースター祭の顛末。幸恵の悲観的だが悲壮感のないキャラクターが象徴的な作品。
出演者はみんなかわいい女の子の「ガールズ演劇」なのに、顔芸での笑いが多かったり、かわいさを演出することはほとんどないのがおもしろい。
「鼻毛もさーっ」の件はみんなウケすぎだと思ったけど。ヲタって精神年齢低いからああいうの過剰にウケちゃうんだよね。本編が中央で進行してるのに、下手で同時進行のそれに気を取られすぎだと思った。ああいうのは、あれはあれとして口の端で笑いながら本編を観るのが紳士の嗜みだと思いました。
ルド女は『フカンショウジョ』以来の二度目。役者と役、衣装までもいっしょだったりする部分で安心感っていうか、新たに全員の役を覚え直さずに物語へ入って行けたのは楽だった。
第1部の後、あくつ先生のHRはロングバージョン。チラシに誤植があった件でプロデューサーが呼び出されて謝罪、お詫びとして観客全員にキャストのL版写真(ランダム)が配られたのはラッキー。DVD争奪じゃんけん大会は、中村さんに「負け抜け」た真・最凶ガールが選ばれたり。
僕がもらったL版写真はミス汚いシスター生田役・鹿糠葵さんのステキな写真。これってアタリだわ。
HRでかなり笑ったら、第2部。
伏線の回収の仕方が、「これどーすんだよ」って思ってたモノもちゃんと(?)回収しちゃうのがすごかった。そう。まるで鼻毛を指でくるくるっとしまうように(観た人だけなんとなくわかる比喩)。アレ。鼻毛もさーにハマってんのって僕じゃないか。
前向きなエンディング。そしてラストの『ルドミックバイブル』ダンスパフォーマンスは、お芝居での演技とはぜんぜん違って、みんなキラキラしてて、最後にこういうのがドーン!と来るのは圧巻でよかったっす。
終演後のツーショットチェキ撮影はステージ上で。るいちゅは個人的に予約特典としてTシャツをくれることになってて、「後で渡すから席で待っとれ」とのことなので、おとなしく座って待つ。
キャストとの面会は会場内で。アンケート書いたりしながら待ってたら、るいちゅがやって来た。自腹Tシャツ無事ゲット。お芝居の感想とかいろいろ話してたんだけど、直後に熱く語るのとかって照れ臭いから、まあ冷やかしっぽくなるよね。
ブログとかツイッターとかを読んだ限りだと、コメディの演技にはいろいろ思うところがあったみたい。人を笑わせる快感って堪らないけど、考え過ぎちゃうとね。僕はお笑い好きだからこそそのへんは大らかに考えるけど、役者スタンスだと理詰めになっちゃうのかな。冗談半分で「るいちゅはそのまんまでコメディ要素あるでしょ」ってのはわりと本気なんだけど。
るいちゅが予約特典で作ってくれたオリジナルTシャツ。ファン思いのいい子だと思います。Tシャツ欲しいから予約したっていうより、その気持ちに応えたいから予約したっていう方が当たってる。考えずに、感じたとおりに行動したって感じ。
HRがロングバージョンだったのもあってか、寄り道しないで帰ったのに帰宅は0時過ぎだった。翌日のことは考えておかないとダメか。