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コミック原作も侮れなかった舞台「女医レイカ」の話

レバニラギョーザ。

昨年末に行って以来、舞台を観るのは間が空いてしまった。梨奈子さん出演の舞台「女医レイカ」を観に行ってきたのが5月で、2022年の初観劇。

コミックが原作だと外連味のある大味なストーリーなのかなっていうイメージがあったし、そういう面も確かにあったんだけど、お芝居としての演出はよかったし、4部構成でテンポもよく、感情移入もしやすかった。役者さんの演技でぐぐっと引き込まれる場面は多くて、思わず帰りの物販で原作コミック購入しちゃったくらい。

舞台 女医レイカ 〜心の声がきこえますか〜 チーム心
2022/5/11 19:00〜 池袋シアターグリーン BOX in BOX THEATER
原作 剣名舞(つるぎなまい)/嶺岸信明
総合監督 剣名舞
脚本・演出 小堀智仁(劇団虹色くれよん
キャスト
【シングル】
半井小絵(なからいさえ) / 梅原遊 / 大宙舞 / 藤井美樹 / 菜月 / 櫻井太郎 / 淡路絵美 / 伊藤成海 / ジーナ / 内藤将大 / 名村藍 / ヤタロー / 市川将太郎 / あさと
【チーム心】
江畑浩規 / 橘百花 / 星名風汰 / 鈴木咲稀 / 神上永司 / 湯淺淳紀 / 梨奈子 / 堤絆兎 / 成島幸来

心療科の医師・氷室レイカの元へやって来る様々な患者の、内面にある問題を絡めたミステリーっぽさのあるドラマの4話オムニバス。

4話のなかにはそれぞれ関連のある部分もあったりするものの、それぞれ独立の話にはなってて、登場人物もそこそこ多い。でもキャストさんたちのキャラクターは出てて、出演する時間が少なめでも演じる部分での個性がちゃんと表現されてた。演技の熱の強さで感動できるところも多くて、正直あんまり楽しいシーンはないんだけど「舞台を楽しんだ」っていう感じはすごく強かった。

個人的には冒頭のレバニラギョーザの部分が激ハマり。

お目当ての梨奈子さんは看護師の白鳥さん役。研修医をからかったり、シリアス調のストーリーのなかではやわらかい場面での登場が多くて、それを違和感なくふんわりと演じてた。役者として生で観るのは初めてだったんだけど、ちゃんと役者だった(←失礼)。

観に行ったのが公演初日で、上演後のキャストあいさつで主演の半井さんがぐっと込み上げてたのが印象的。コロナ禍だし、お芝居やるのいろいろたいへんなんだろうってこっちもぐっときてしまった。

物販では、原作コミックを買うと原作者の剣名舞さんがサインしてくれるっていうんで、盛り上がった余韻もあって思わず1巻を購入。帰ってから開いたら今回の舞台化の部分のお話もあったので、記念っていう意味でもよかった。

メモ程度の感想はすぐに書いたものの、ブログ全体の筆がちっとも進まなかった影響もあって、2ヶ月以上たってから思い出し思い出し書くのはとても苦労した。溜まったのを消化できたらもうちょっと気合い入れて書かないと。