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新宿御苑前で銀河鉄道に乗って小旅行の話

宮沢賢治の名作「銀河鉄道の夜」の世界を舞台としたオリジナルストーリー。

東京ノ温度 第十八回公演「まなつぼし」
2022/10/21 19:00~ 「ほし」ぐみ サンモールスタジオ
作・演出 川島広輝
出演 二瓶有加 / 橋本愛奈 / 鵜川もえか / 井川瑠音 / 梅田かんな / 篠原みなみ / 小黒こまち / 柿原裕人 / 奥脇大樹 / 小島健太 / 川島広輝

小黒こまちさん出演の舞台。サンモールスタジオは4、5回目くらいで、何度も来たから知ってるつもりで行ったら食事する店をみつけそこねてバタバタした。サラッとサンドイッチで済ませて、開場時刻すぐくらいに到着。席は見通しのよさそうなとこが取れて、珍しくストレスなく観劇できた。

最初はコメディかと思ったくらい、セリフにちっちゃいボケが散りばめられてて(※でもいちいちツッコんだりはしない。時間ないからね)、ここはこうしたらいいんじゃないかとかめんどくさいお笑いオタクみたいな視点の自分が隣にいたりして。その小ボケもけっこう幅広い知識が必要で、だいたいのお客がたぶんわからないまま突き進む。実際僕も、後から感想ツイート漁ってて「そういう元ネタなのか」と思うことがあった。

前半はコメディ。やばい役も出てきたし。

中盤にギュギュッと話が回りはじめて、あれ?終わり?と思ったとこからまたぐわーっとあって、ファンタジーの真ん中のような、ファンタジーとはちょっと違うような、あんまりハッピーエンドじゃないけど温かい部分もあるような。

舞台上は列車のワンシチュエーションなのだけど、窓外の風景を想像する楽しさがあってちょっと独特だった。

僕的には「銀河鉄道の夜」っていう作品にはなんとなく「死」のイメージが強くって、だからそういう方向の演出があるのかなあなんて思いながら観てたんだけど。確かにそういう部分があって、でも思ってたのとは違って詩的というか、終わりの「死」じゃなく先のある「死」っていう。観劇後で変な引きずり方はしなかった。まあ、別の意味で消化できずに残る感じはあったけど。それもまたよし。

こまっちゃんの高校生役は、前に観劇した「産声が聴こえない。」に引き続き。ルックスもけっこう近かった。でも中身はけっこう違って、前回はじとじとしたテーマで振り回されるような危うさがあったのが、今回はシニカルでコミカルな色が濃かった。バカ真面目。こういうのは思いの外似合ってたような。

事前に調べない派だけど、出演者だけざっとみたら、川島広輝さんは2016年春の演劇集団Z-Lion「隣はラジカル」でお芝居を観劇してた。そしてそのZ-Lionの夏公演「Magician達のリファンタジ〜」も観てるのだが、その主演は川口春奈さんなのだ。これは翌週の撮影会につながる。

帰りに物販でパンフレットを買ったんだけど、もう一方の「なつ」ぐみ公演には何度か観てる水野以津美さんがコンシェルジュ役だったそう。そちらは観れなかったけど、どういうお芝居をしたのかをなんとなく想像して楽しんだり。

ここんとこは社会的問題に絡めた現代劇を観る機会が多かったんで、こういうファンタジー色のもいいよねなんて改めて思いました。

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