最近ちょっと撮影関連でイヤなことが多くて、撮る機会そのものが減ってた。いかんなあ、って。ふと「アイドルライブで写真撮ることあんましないからやってみっか!」と急に思い立った。
楽しかった。ライブそのものもそうだし、なんか新しいことにチャレンジしてる感がよかった。そうそう、これよこれって感じで。
思い立ったら準備
昨年末から月イチくらいのペースでおじゃましてる「クリエイティブうたのおねえさん」松山あおいさん。出演する対バンライブをちょっと調べてみたら、他の出演者に「撮影会で撮ったことのある子が所属するアイドルグループ」がけっこういて。せっかく知り合ったんだからいいきっかけにして他現場も行ってみたいよね、とはいつも思ってるわりにできてないから、そろそろ実行してみましょうかと。
でもレンズがない。ステージ撮るならそこそこ長いの必要でしょ、条件厳しくてもノイズなんかはLightroomのAIノイズ除去でなんとかなるでしょ、であんまり考えずに3日前にカメラのキタムラで中古で買ったのはフィルム時代の安い望遠ズーム。長ささえ足りてればいいのよ。

(でも家で試し撮りしたら、肝心のAIノイズ除去が処理途中に落ちちゃう。ノートPCのスペック不足か?…まあ手動のノイズ除去もあるしいいか、とさらに妥協したり。)
あわただしく当日
8月2日の「超FREE BOMBER!! in 横浜1000CLUB」は、いつかあのグループの解散ワンマン以来の

後方は無銭のイベントなんだけど、写真撮れるのは最前(SS)6,000円か前方(S)3,000円。僕は事前にオンラインでSを購入。入口では1ドリンク700円。Sエリアは段差の前で、ステージ端までは6~7mくらい。カメコの自覚で一番端に立った。

事前に運営から出演者ごとの動画撮影/静止画撮影のOK・NGが告知されてて、僕はまめに自作の早見表を持っていってた。それをチラ見しながら、撮っちゃダメなアイドルのときはカメラは置いてふつうにオタクしてた。
アイドルさんたち
入って最初の撮可アイドルさんは

一組目だから撮影は探り探り。シャッター優先モードで、シャッタースピードは1/640、絞り開放、ISOはオート(上限12800)。何枚か撮ってはモニタでチェック。この日の衣装が白だったのもあってか、暗い劇場内で露出オートもあやふや。とりあえずマイナス補正した。
May Love Rougeさんはピンクの衣装。あとでみると笑顔で写ってる子が多い。ぶっちゃけシャッター切る瞬間はその表情まで狙える時間ないから、たくさん撮ってそのうちどれかいい顔がって感じになるんだけど、笑顔多い=いつも笑顔ってことだから素晴らしい。

なぜかソロショットばっかりなのが、まだ探り探りで撮ってたのを表してる。
「鉄道知識を教えてもらいたいアイドル」れんてつさんは、名前やコンセプトもそうだし、事前にSNS見た感じでももっとまったりしてるグループかと思ってたんだけど、けっこう激しくかっこいい系でびっくりした。写真もやっぱりそっち系。

物販でそんな話したら「ちゃんと調べてきててえらい」って褒められた。まあストーカー気質だからな!
この日のお目当て、「クリエイティブうたのおねえさん」松山あおいさん。他は端っこにいたけど、このときだけ真ん中らへんへ移動して、ちょこちょこ撮って、あとは踊ってた。おねえさんのライブは数回目だけど、スマホでしか撮ったことなかったけど、あえてカメラだからってガッツリ撮らないあたりが僕らしいっすね。被写体としてじゃなくアイドルとして好きになったんだから。

こういうオタク前ボケ写真って地味に好き。なんか現場っぽいじゃん。
ちなみにこの日のタイテは、出番と後物販の間に変な空き時間が多くて、おねえさんのは1時間弱くらいあった。その間はほかのグループみてて、時間になってすぐくらいに物販行ったんだよね。そしたらもう常連で大行列。他にみたいグループの出番もあったから諦めた。おねえさんの物販は「初心者列」があって優先されるんだけど、考えてみたら初心者ってどこまでなんだろうって。僕はまだ数回目なんですが。いや、もう自前のリングフィットとか持ってるけどサ(笑)
カメラ首から下げたまんまの腿上げ、たいへんだったけどできなくはない。
彗星のスターティア*さん。名前の最後のアスタリスクがファイル名やタグ名としては難敵。メンバーの紫月あやめさんは「撮ったことある子」の一人。撮ったときはまだ準備中とかだったっけ……? そういう意味ではよく覚えてるな自分。……他の子もそうだけど、アイドル兼業モデルだと撮る機会そんなになくて、たぶん1、2回くらいなんだよね。

紫月さんはおぼろげにある印象とステージ上の印象がけっこう違ってて意外だった。やっぱりアイドルやってるときはキラキラ感だよなー。
TheWORLD。メンバーの城ヶ崎マリヤさんは「撮ったことある子」の一人。撮ったのつい先月だからこれはさすがに覚えてた。他の子もそうだけど、いざ撮るってなるとやっぱりどうしても「知ってる子」を追っちゃうのね。5、6人が似た衣装着てるとわからなくなりそうなもんだけど、この一人っていうのはちゃんと見分けつくのが不思議。

この日の出演者のなかではダンスが大人しめで、しっとり系の衣装も相まって「写真としては地味になりそう」って思いながら撮ってた。ドラマティックなシーンは採用しやすい。
Lip Too Sweetさん。知ってる子いないときでもなんとなく目につく子っているもんで、このグループもそうだったんだけど、終わりのあいさつでその子が「今日で卒業」って言ってて度肝を抜かれた。

5人組は明日から4人組だそう。マジかよー。どうしてそういうとこへ目が行くかー。
ひまわりが咲く頃にさん。メンバーの🦑いかちゃんこと

何枚か撮ってたなかに「いかちゃんポーズ」っぽいのしてるやつあった(笑)
撮影不可表記のアイドルさんでも「撮りたいな」って思ったグループはいて、そのなかでもこの日一番そう思った
ぶっつけでライブ写真撮ってみてどうだったか
ボディもレンズも手ぶれ補正機能がないので、望遠側はそんなに端まで使う気はなかった。実際にそこまで寄る必要もなかったし。逆にSエリアは予想より距離が近くて、広角端でも多人数だと入り切らないのが多かった。
手ぶれは問題にならなかったけどむしろ普通にピントが外れることがしばしば。これはたぶんレンズじゃなくて、ポンコツなボディのせい。動体もあってAFのフォーカスポイントは多めにしといたんだけど、撮ってる途中で最前オタのサイリウムにピント持ってかれたりした。シングルとかスポットの方がよかったかしら。マニュアルで置きピンにしてみようかなって撮りながらちょっと思ったんだけど、そんな勇気はなかった。
タムロンはよく使ってるシグマとズームの回転方向が逆なんで、寄り引きがとっ散らかって参った。逆なのは知ったうえで安いからって買ったんだからしゃーない。
最初はシャッター静音モード(ミラーレスじゃないんで光学シャッターです)にしてたんだけど、テンポ悪いんで途中から通常に戻した。連射はナシ。よっぽど静かなシーンじゃなければシャッター音は周囲も気にならなかったと思う。
上述の撮り方で、ISOは照明の当たり方なんかで前後してだいたい3200~12800くらいだった。ノイズはLightroom ClassicのRAW現像で、重いときはAIノイズ除去、軽めのときはノイズ除去(手動)を使った。普段からシャープネスにこだわりのないタイプなんで処理はざっくり。
写真の出来は、スマホで見るならスマホで撮ったのと変わらんなーと。撮るときの制御(シャッタースピードとかを意図して撮影できる)って点ではカメラの方がずっといいんだけど、画質的にはスマホの自動補正の出来がよすぎるんだよね。
投稿したSNSのあれこれ
撮ったグループは全部、がんばって調べてハッシュタグもつけて投稿したけど、反応は思ったより少なかった。たぶんグループ毎のSNSへの基本ルールみたいなのがあるんだろうけど。
他のカメコからもいっぱい投稿があって埋もれちゃってるやつは、新規だしそりゃそうだと思う。そうじゃないやつ、あんまり投稿多くないのに本人たちも運営もオタクもぜんぜん反応してこないのがちょっとびっくりした。逆にグループみんなとか、自分が写ってないのとかにもリアクションくれるグループもあるし。両極端な感じ。
グループのタグだけで個人名やタグはつけてないのも原因なのかも。自分だけかわいいアイドルってけっこういそうだし。グループのみて自分に人気ないのみえちゃったらイヤだろうし。勘ぐりすぎかしら。そもそもあんまりエゴサーチしないんだろうか。インプレッションがかなり控えめなんだよね。
おねえさんがそうなんだけど、オタクのリアクションが多いのって好感。みんなで推してる感じがいい。こういう現場は新規が歓迎されそうって気がするし、居心地良さそうって思うもん。けっこう思うのはオタの空気感大事ってこと。行って雰囲気よくないなってとこへはまた行こうって思わないもんな。
え? そもそも写真がダメだって? それをいっちゃあおしまいよ(笑)
自己満足的にはかなり楽しかった。承認欲求はもともと鈍いんでまあこんなもん。落ち着いて撮れるポートレートとは違い動体モノもやっぱり楽しいし、レンズ買っちゃったことだし、こっち系の撮影も増やしていこうかな。
翌日、翌々日の身体疲労面を考慮しつつ。
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「急に思い立ってアイドルライブをデジイチで撮った話」への1件のフィードバック
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