フィッシングショーで世間の風当たりを感じた話

アングラーズアイドルっていうのがあるのね。主催は一般社団法人日本釣用品工業会。後援が経済産業省、神奈川県、横浜市、公益財団法人日本釣振興会、全国釣竿公正取引協議会。うーんカタい。その役割は釣り業界の広告宣伝をする仕事みたい。

2016年の最終候補10人に山口慶子*ちぇるちゃんが入ったんで、応援に行ってきた。『ジャパンフィッシングショー2016』釣り道具の展示会ね。場所はパシフィコ横浜。

ドルヲタ目線で解釈をすれば、楽しいイベントだった。釣り好き目線でも展示会は楽しめた。でも、釣り+アイドルで捉えたら、居心地のいい空間とばかりは言えなかった。アイドル現場じゃないんだから想定内ではあったけど。

行ったのは最終日の1月31日。この日は14時からアングラーズアイドルの最終審査イベントがあったので。来場者投票締め切りの12時より前に行って投票、その後会場内をぶらぶら、そして最終審査を見るっていうスケジュール。

会場はみなとみらい駅からは目と鼻の先。

入ってすぐに『アングラーズアイドル』ブースがあって、オープンなスペースに候補者がずらり。譲り合いながら自由にしゃべったり、写真撮ったり、もちろん投票したり。

ちぇるちゃんはいつぞやの人魚コスで、体調悪いのにおなか出してて心配したけど、表面上は元気そう。独占するのは気が引けたんでそこまでがっつかず、何となく様子見とかしてると、来ておしゃべりしてる層はそれぞれの子のファンがやっぱり多いみたいだった。そのタイミングで並んでた子にはとりあえず話しかけて、写真も一枚ずつパシャリ。…えーと、完全にカメラ設定間違えて大失敗したんで、掲載はナシ(涙)

橘みづほさんは東京汽船のマスコットガールをしてるそうで、衣装も船長さんふう。鈴原ありささんは顔は知ってて、かつて彼女のファンだった知り合いがいたんで、そんな話とか。小西里果さんは19歳で釣り歴14年! 山内芹那さんはEテレ『Rの法則』に出てるのだそう。

投票を済ませたその後は、釣りファンを装って会場巡り。これがけっこう楽しかった。

練り餌のバラけ具合の違いをデモしてたり、カラー魚拓を実践してたり、写真から魚の彫刻作ってくれるサービスとか、防水くつ下とか、キャンピングカーとか。キャスティングのセミナーは講師がえんえんしゃべっててぜんぜん実演しなかったり、そこかしこでじゃんけん大会するたびに通路が塞がって迷惑だったり。

混雑は午後にだんだんひどくなって、マナーはアイドル現場とさほど変わらなくて、ちょっと帰りたくなる。休憩スペースもぜんぜん足りてなくて、展示場の隅では床に座ってる連中がごろごろいて悲惨。

14時からの最終審査に合わせて、5分前くらいにメインステージへ行ってみたら、既に満席でしょうがなく立ち見したんだけど、最後まで観てたら1時間半くらいじっと立ちっぱなしだったという。

審査は、それぞれ2分ずつのアピールタイムと、釣り用ウェアのファッションショー、歴代グランプリのトークショー、審査結果発表の流れ。

アピールタイムは、個々のタレントスキルの差が歴然。2分きっちり話して締める子もいれば、30秒も続かずグッダグダの子も。マイク位置まで歩いてくる所作でもその違いは出ちゃってた。目隠しピアノ演奏や即興ダンスをする子もいた。

ファッションショーは、それ自体は何とも言えない代物。メーカー提供とはいえ所詮「釣りをする格好」だから、首から上と手首から先しか出てなくて、ほとんどがボディラインなんかちっとも見えないもこもこしたジャケットとパンツ、長靴。せめて夏にやればよかったのに。

とはいえ、候補者たちのパフォーマンスは別。モデル歩きやポージングが出来る子には会場も「おっ」という反応で、ちぇるちゃんはそこの部分はかなり上位だった。

前回までの歴代グランプリ6名のトークショーは、どのていどの繋がりがあるのかわかんないけど初代から5代目まではあるていど顔見知り的な雰囲気で、ざっくばらんな時間だった。ちなみに2代目のそらなさゆりさんは撮影会で会ったことがある。

最終審査結果の発表。グランプリは橘みづほさん。おめでとうございます! ちぇるさん残念…。

その後は何もなさそうだったんで、再び会場をちょっとだけ回ってから帰宅。

最初の話に戻るけど。

ツイッターで拾った声然り、会場内で聞こえてきた声然り、釣り界隈とアイドルの相性はあんまりよくなさそう。運営側じゃなく一般客ね。アイドルと接点のない世間一般にいえるコトではあるけど。

僕らはアイドルを『自分より上の存在』に位置づけるんだけど、庶民感覚ではアイドルを『自分より下の存在』とするみたいで、一見普通のジジババがかなり酷いコトを平気で言ってる。ワイドショー観ながら愚痴ってる感覚に近いのかな。そういうのが聞こえちゃうとかなりつらい。まるで自分の娘を貶されてるみたいな。タレントとの距離感の違いもあるんだろうね。知り合いに芸能やってる子がいたりすれば、また違うんだと思う。

グランプリ授賞式も、近くで30歳くらいの夫婦がでかい声でずっとネガティブトークしてて「(じゃあ観るなよ…)」とか思ってたら、周囲に嗜められて途中で退散してた。釣りは子どもの頃にかなり好きで、ダイワとかシマノとかがまかつとか懐かしくって、ショーそのものは楽しめたんだけど、釣りやってる人への印象はかなり悪くなっちゃった。

野球とかサッカーとかでもアイドルいたりするけど、「いっしょに応援しましょう!」って友好的な空気感はそこそこあるんだよね。釣りドルにはそういうのすごく薄くしか感じなかったのは、釣りが「個人の趣味」なのと、そもそも自分が楽しむのが主で「だれかを応援する」文化がないせいなのかなって思った。自分でやってるときは気づかなかったけど、殺伐としてんな…(笑)

といっても、じゃあドルヲタはどうなのかっていうとまたアレで、自分の推しがグランプリ取れなかったとわかると、その後のセレモニーも見ずに立ち去るのがけっこういたりとか。ついでにカメコも、ステージ横に「撮影・録音禁止」ってボード出てるのに撮ってるのがけっこういて、マナー最悪。パシフィコの展示場(高さ13〜19m)で天井バウンスしてたチャラそうな兄ちゃんは謎だった。

そんなわけで、イベントは何ともいえなかったけど、10人のなかにはおもしろそうな子もいたんで、今後ちょっと気にかけておこうと思ったのでした←

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